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≪月刊『タックスニュース』11月号≫ 第36回 ~ふるさと納税について~

2014/11/14 カテゴリ:タックスニュース

 みなさんは「ふるさと納税」をご存じでしょうか。個人が都道府県・市区町村に寄附を
すると、寄附金のうち2,000円を超える部分について、一定限度額まで、原則として所得
税・住民税と合わせて全額が軽減される(確定申告により控除をうけられる)という制度
です。例えば、AさんがB市に10,000円を寄附したとします。10,000円から2,000円を差
し引いた残り8,000円が所得税と住民税から減額されるものとイメージしてください。
「ふるさと納税」という名称ですが、自分の生まれ故郷の自治体だけが寄附の対象ではあ
りません。応援したい県や被災地の市区町村など、どこでも構いません。自治体によって
は寄附の特典として寄附金額に応じて果物、お米や海産物などの特産品が届けられます。

※図1(PDF参照)                                                          
 さて、自治体への寄附金の額に上限はありませんが、2,000円を超える部分が全額軽減さ
れるように寄附したい場合の寄附金はいくらになるか、一定限度額が気になるところです。
総務省のホームページに「2,000円を除いた金額控除される寄附金額の目安」が寄附者本人
の家族構成のパターン別に公表されていますので、一部抜粋して紹介いたします。(単位:円) 

※図2(PDF参照)

 上記はあくまでも給与所得のみの場合の目安で、総務省のホームページでは、控除額の
上限をシミュレーションできるようになっています。給与所得以外の所得がある場合の目
安につきましては、弊社担当までお問い合わせください。なお、控除をうけるためには確
定申告が必要ですので、ご注意ください。            
(文責 谷村 英子)